現地プロジェクト(Conference with Street Children)※第三回現地渡航時


プロジェクト発足の経緯

2015年3月の第二回現地渡航時、「路上生活について客観的に考える機会を提供し、ストリートチルドレンをAwareness Raising(意識づけ)すること」「現地大学生とストリートチルドレンが互いに歩み寄り、相互に理解し合うこと」等を目的としたConference with Street ChildrenCSC)が行われた。このCSCにおいて、多くのストリートチルドレンから「路上で寝ていると警察から暴力を振るわれ、追い出される。」「警察からの暴力で体が痛み、仕事がうまくできない。」等、警察との関係の悪さとそれに伴う労働環境・生活環境の劣悪さを懸念する声、また「警察と話し合う機会が欲しい」というニーズが聞かれた。これらストリートチルドレンからの声やニーズを踏まえ、第三回現地渡航時(2015年9月)より発足した。

 


第二回現地渡航でのCSCの様子


問題設定

・ストリートチルドレンと周囲の人間(特に警察)の関係性(関係の希薄さ・関係の悪さ)

・ストリートチルドレンの「参加」と「発言」の機会の欠如

 

目的

・ストリートチルドレンと周囲の関係者(特に警察)の相互理解・関係改善

双方を理解する立場にある我々日本人学生が仲介的な役割を果たすことで、普段「対話」の機会の無い者同士が一同に会し、対話を通じて双方が歩み寄り、共に考え、相互理解すること。そして参加者が、決して「対立」でも「無関心」でもない、より良い人間関係を築き上げていくことを目的とした。この目的が達成され、設定した問題が緩和されることで、ストリートチルドレンの労働環境や生活環境の改善を促す。

 

・「参加」と「発言」を通じたストリートチルドレンへのエンパワーメント並びに彼らの声や想いを社会に発信すること

 ストリートチルドレンを決して単なる「受益者」とみなすのではなく、CSCへの「参加」とそれを通した「発言」の機会を拡充することで、彼らの自尊心を育むと共に、ストリートチルドレンの声や想いを社会に発信していく事を目的とした。彼らは、日頃路上生活に対して様々な想いや意見を抱えているが、それを発信する「参加」や「発言」の機会が少ない。

 

目標

カマラプール駅周辺のストリートチルドレンと警察がディスカッショントピックについて対等な立場で話し合い、相手の意見を聞き入れ、理解を深めること。

(当日の様子)

君

(意見を発表するストリートチルドレンのベラル君)

(意見を発表する警察)


注意事項・留意点

(1)相手の意見を非難、無視しない

(2)対等な立場で意見を言う

(3)積極的に発言をするよう心がける

(4)主催者側は全ての参加者の意見に対して中立的な態度をとる

(5)一人一人の意見を尊重する

(6)今回の話し合いの最後にもしお互いを理解することができれば、その証としてサインをすること


(6)のサインは額縁に納められ、後日カマラプール駅の警察署にかざられた。

(カマラプール駅の警察署にて)



※当日のディスカッション内容や反省・課題等詳細に関しましては、第三回現地渡航報告書(155ページ)に記載しております。本プロジェクト・また報告書にご関心のある方は、お問い合わせよりご連絡ください。